先月、スピードスケートの金メダリスト清水宏保さんのトークショーに行って、ものすごい筋肉を見せてもらった!というお話は書きました。
そこで、「トークショーの後に清水さんにちなんだ食材を使った調理実習があった」ということも書きました。
さらには「調理実習については、近々、改めて書きますね」的なことも書きました・・・。よね。よね。
近々って、私の感覚では1週間とか、10日くらいまでの間のイメージなんですが、1ヶ月近く空いてしまいましたーーー!ごめんなさいっ!
というわけで、大阪ガスのアスリート食・DO、清水宏保さんにちなんだ調理実習編!いきます。
清水さんは北海道出身で青魚を食べる機会が多かったそうなので、青魚を使ったものと、食材としてはバナナを使って欲しいというご希望があったとのこと。
あとはアスリート食としてタンパク質が豊富なもの。
そこでメニューはこんなラインナップになっていました。
・アジのムニエル野菜たっぷりソース(青魚)
・卵豆腐のお吸い物(タンパク質)
・サバそぼろのちらし寿司(青魚)
・フルーツのレモンジュレ(バナナ)
有能なスタッフさんたちが、アジの中骨を抜く作業や、調味料をはかる作業など、下ごしらえ、下準備をしっっっかりしてくださっていたので、私たちは正直すごく楽な実習でした。
・アジのムニエル野菜たっぷりソースは、
塩とお酒をふっておいたアジに、薄力粉をまぶし、それをガスオーブンで焼いていきます。
その間に玉ねぎ、ピーマン、ナスなどのお野菜を1センチ角くらいに切っていため、トマトケチャップやブイヨン、醤油などで味付けをしたソースを作ります。
これをアジの上にかけるだけ。
お野菜たっぷりの美味しいソースでした。
・卵豆腐のお吸い物は、
あらかじめ塩茹でしたオクラを1センチ幅に切っておく、卵豆腐を1センチ角に切っておくという下準備をした上で、お吸い物のだし汁をつくり、卵豆腐、オクラに加え、吸い口に千切りにしたミョウガを加えて出来上がりです。
普通の豆腐で作っても美味しいのですが、卵豆腐の栄養価の高さを取り入れるお料理としてもいいなぁと思いました。ミョウガもいい仕事しています。
・サバそぼろのちらし寿司は、
昆布を入れて炊いたお米に、みじん切りにした紅生姜を加えて、これを酢飯代わりにします(めちゃ便利。このアイデア使えます!)。
サバは水煮の缶詰で、生姜とともに、お酒、みりん、醤油で味付けしてそぼろを作ります。
卵は塩を加えて、いり卵に。
エビは背わたをとって、塩とお酒で揉んでから、さっと茹でで殻を剥きます。
キュウリは斜め薄切り。
型を使って、ご飯、サバそぼろと卵を半分ずつ、その上にキュウリ、エビ、薄切りにした紅生姜を飾り付けて出来上がり。
サバのそぼろは、常備食としても便利で、青菜のおひたしに加えたり、おにぎりの具材に使ったりしても美味しいです。
・フルーツのレモンジュレは、
キウイ、オレンジ、バナナを、レモン汁と砂糖にゼラチンを加えたゼリーで固めたもの。
時間を短縮するために、板ゼラチンと粉ゼラチンを併用して作りましたが、時間があるなら板ゼラチンだけでゆっくり冷やし固めることもできます。割と酸味のある仕上がりなので、バナナの甘みがとってもいい仕事をしてくれていました。
6人いる班ごとに分かれて実習をして、1人もしくは2人で1つのメニューを担当する形で作りました。私は、一緒にこのイベントに参加したお友達のIさんと、サバそぼろのちらし寿司を担当。
「私ら、お互いを知ってから随分の時間が経つけどさぁ、まさかこんな風に一緒にお料理する日が来るとはなぁ」とか言いながら、楽しく作りました。
そしていよいよ実食。
甘み、酸味、塩味、旨味、辛味など、色々な味覚と食感が楽しめるメニューで、ボリュームもたっぷり。食材数も多かったので、すごく満足感が高かったです。
テキパキと下準備や、実習中のお手伝い、後片付けのお手伝いまでしてくださった有能スタッフの皆さんに、ひたすら感謝感謝でした。
そして知らないもの同士が同じ班になって、一緒にご飯をつくり、テーブルを囲んで食べるという作業は、一気に気持ちの敷居も下げてくれて、ご飯を食べながらの会話も弾みました。
食って、体の栄養だけでなく、心の栄養にもなってくれるなぁと実感できる体験でした。