東京体育館で行われた、体操NHK杯女子の試合を見に、娘と共に東京へ行ってきました。日本の最高峰の選手たちの、研ぎ澄まされた演技は、生で見るとさらにそのしなやかさや、美しさ、そして力強さが伝わりました。
その後、お腹がすいてきた私たちが向かったのは、京王新線幡ヶ谷駅から徒歩6分。渋谷区スポーツセンター。

ここには、日本で初めてアスリートフードマイスターの監修によるレストラン、「ビストロ アスリート」が併設されています。
プールやトレーニングジム、フットサルコートやテニスコートなどなど、様々なスポーツを楽しむ老若男女たちが集まる場所に、アスリート向けの食事を提供してくれるヘルシーなレストランがあるなんて、とても恵まれた環境ですね。
夕食どきよりは少し早く時間に到着したこともあって、スムーズに入店できました。

お店に入ってすぐに目に付いたのは「野菜のハチ公」。1日350gの野菜を取りましょうというスローガンとともに、野菜でできたハチ公の像が鎮座しておりました。渋谷っぽさ全開!

お店の中には、子供たちがちょっと遊べる、柔らかいマットが敷かれたスペースや、子供用の椅子、取り分け用のお皿やボウルなども充実していて、ファミリーでの利用が目立っていました。
席の奥からは、プールも見えます。

まずは席を確保して、それからメニューを見て、レジで注文。メニューには食材の目的別栄養素の表や、食材と栄養の情報なども載っています。例えばジムで筋トレをしてきた方などは、筋力アップの食材を使ったメニューなどが選べるというわけなんですね。

私が注文したのは、「かりっ&とろっ かたやきそば」。
娘が選んだのは、「とろ〜り卵のオムライス クリーミーボロネーゼソース」。
どちらも、生野菜がたっぷり。ドレッシングにはしっかり酸味が加わっていて、疲労回復効果を狙ったクエン酸も摂れます。
かたやきそばには、疲労回復作用のあるタウリンを含む魚介類に、免疫力を高めて、抗酸化作用の高いキャベツがしっかりと加えられたあんかけがかけられていました。
外食をすると、塩分が濃いなあと感じることがしばしばあるのですが、ビストロアスリートの味付けはマイルドで、後から喉が乾くこともありませんでした。
欲を言えば、もう少し和風のメニューや、青魚などを使ったメニューがあったら嬉しいなぁとは思うのですが、何しろ日本初のアスリートのためのレストラン。こういう施設が増えていき、体を動かすことと同じように、食に対する意識が高まっていけば良いですね。
食べ終わった後、渋谷区スポーツセンター内をぐるぐると散策。ライトアップされたコートでテニスをする若者や、武道場で袴姿でいるおじさま方、プールで泳いではストレッチを繰り返す女性など、スポーツに打ち込むたくさんの人たち。そしてあちこちに東京オリンピックのエンブレムも。
2020年に向けて、東京全体がスポーツへの取り組みを強化させている空気が伝わってきました。スポーツに必要な体を作るのは、日々のトレーニングと食事。東京オリンピックまでに、私ももっと食についての知識を高めて、発信していけたらなぁと、力をもらった時間になりました。