日本チベット化計画

最近、めちゃめちゃサボっていたアス飯前。

日頃読んでくださっている方々、申し訳ありませんでした。

本業がばたついていたことや、娘の体操&バレエのスケジュールが変わり、段取りに慣れるまで、隙間時間の利用の仕方がうまくいかなかったことなどの理由が重なりました。

 

それでも3桁の方が読みに来てくださっている日が続いていることに気づき、感謝感謝しかありません。

 

というわけで、せっかく作った「子育て」カテゴリーの記事を1つ。

 

2歳頃の子供を「イヤイヤ期」ではなくて「ぶらぶら期」と呼ぼう、という記事を読みました。この記事面白いので、オススメです。

 

なんでもチベットでは、農作業などに乳児を連れて行き、その子が大きくなったら(4、5歳くらいから)、作業の手伝いをさせるとのこと。では乳児でもなく、作業の手伝いもできない、いわゆる2、3歳の頃はどうしているのかと聞くと「その辺をぶらぶらしている」のだそう。

外を好きにぶらぶらして、排泄の必要がある時は、そのへんで勝手にする。そして近くの大人を捕まえてお尻を拭いてもらうんだそうです(笑)

だから、2、3歳の子供が「いやいや」するという説にピンとこないというチベットの留学生のお話が載っていました。

 

なぜイヤイヤするのかというと、
この年頃の子供は、小さな楽しみをつなぎ合わせて過ごす時期。お母さんとお出かけしている時に「あ、お花」と気になったら、そこに座り込んで、納得いくまでお花を眺める。そのうち地面を歩いているアリさんが気になったら「あ、アリさん」と飽きるまで眺める。こういう、大人から見たらなんでもないことが、彼らにとっては最高の楽しさなんでしょうね。

 

そんな風に、小さな楽しみをつなぎ合わせて過ごしていれば、比較的ご機嫌なのに、お母さんは買い物に行かねばならない、上の子が学校から帰ってくるまでに家に戻らなければならないなど、親側の都合もあるわけです。だから「さぁ、行くわよ!帰るわよ」となる。でもまだアリさんを見ていたい子供は「いやいやいやいやいやいや!!!」と大騒ぎになるというからくりなんだそうです。

 

だから、ぶらぶら自由にしていられる2歳児はちっとも「イヤイヤ期」らしい様子を見せない。チベットの子は「いやいや」って思うことが起こりにくいんでしょうね。

 

日本で子育てしていたら、さすがに親が仕事している間に2、3歳の子供をそのへんでぶらぶらさせるわけにもいかなければ、周りの大人に「おしりふいてー」っていうのもできませんよね・・・。

 

英語でも「terrible twos」と言われる2歳期。直訳すると「ひどい2歳児」。いわゆる「魔の2歳」なんて言われちゃうやつですね。ぶらぶら期の記事にもありましたが、こういう言葉で2歳児のイメージが刷り込まれてしまって、親が構えてしまうというのも残念なことなのかもしれません。

 

 

そういえば・・・と、うちの娘のことを考えてしまいました。

 

うちの娘は今10歳。まだ小学生とはいえ、年齢が2桁になった直後から、なんだかティーンエイジャーみたいな自意識や、反抗的な態度などが続出しております。「ちょっと早いんじゃない?」とは思うのですが、今時の子は早いのかしらと、隔世の感を噛み締めたりもしています。

 

「いやー、もううちの子、体はちっこいくせに、態度だけは思春期って感じよー」と先輩ママにぼやいたりもしました。その時は「でも早く反抗期が来た子は、終わるのも早いらしいよ」と慰めてもらいました。

 

いや、ちょっと待てよ。

その台詞、聞き覚えがある。。。

 

そう。そうして思い出したのが、娘のイヤイヤ期

 

あれは娘が1歳半ごろだったかしら・・・。

 

いわゆる「イヤイヤ期」が2歳ごろから始まるとは聞いていたのです。

 

でも、1歳3ヶ月くらいから「NO!!」って言葉が増えてきたんです。

当時も今も我が家は英語と日本語が混ざり合った会話をしていまして、例えば、話し始めは日本語だったはずなのに、夫の相槌につられて、急に英語に切り替わったり、英語で話し始めたのに、面倒くさくなって日本語に変えちゃったり。1つの文章の最初と最後の言語が変わってしまったりしていました。

 

そんな環境で過ごしていた赤ちゃんの頃の娘。当然彼女も日本語と英語が混ざりまくっている喋り方をし始めました。その時は、「我が家の、このバラバラな言語を、もう少し何とかせねばいけないのではないか?」とも思ったものです。娘がそこそこ喋れるようになってきてからも「あのおねえちゃんのHair はすごくLongだねー」とか「FluffyなDoggyがParkにきたよ」など、ルー大柴や!!って突っ込んだことしばしば。。。

 

 

その後、調べた結果、「3歳くらいになると、日本語と英語など、2つの言語の区別がついて、同じ言語で最初から最後まで話せるようになる」と知りました。結局、日本語英語チャポンな我が家の会話は、変わることなく現在に至りますが、娘はルー大柴からは完全に卒業しております(ホッ)。

 

そうそう、話を元に戻します。

日本語英語チャンポンな家庭に育った娘は、やはり「言いやすい言語で話す」傾向がありました。「いや!」より「NO!」の方が言いやすかったのでしょうね。最初に現れた反抗的な言葉は、英語で「NO!」でした。

これが1歳3ヶ月ごろ。

 

この時も「え?早いんとちゃうん?」と思いました。そして同じく先輩ママに話しました。

その時に「早くイヤイヤ期が来た子は、終わるのも早いらしいよ」と言われたのです。そうか、早く終わるんだ!よし、がんばろう。イライラせずに付き合えるといいな。

 

と思ってはいたのですが、

そのまま娘は3歳になり、3歳半になり・・・

 

気づけは「NO」のバリエーションがどんどん増えていました。

もちろん日本語での「いや」「やだ」も「NO!」の後からすぐに加わり、「◯◯したくない」とか「Don’t do ◯◯(◯◯しないで!)」とか「Stop it」とか、状況に応じて、否定的な言葉を2カ国語で伝えるスキルだけが向上していきました。そこはバイリンガルじゃなくても・・・(泣)だって、拒否する言葉が倍増するんですもの。

 

3歳後半も、そうして過ぎていき、4歳になる頃まで続きました。

イヤイヤ期が終わったなと実感できたのは4歳になってから。4歳になってからの激変は、「ちょっとちょっと、この子、はーいって素直にお返事してるやんか。もう、天使やん♡」ってなもんですよ(笑)

 

 

天使に変身する前、おそらく3歳半ば頃に「あれ?早く始まったら、早く終わるんちゃうん?」と思ったのですが、

 

全然終わらへんやーーーん。ちっとも早く終わらへんやーーーん。

果てしなく続くイヤイヤ期。

 

魔の2歳、魔の3歳が、魔の5歳くらいまで続いたらどないしよ、

ってチラリと頭をよぎっては、

震えて〜たあのころ〜(by 村下孝蔵「初恋」)

 

ま、とにかく娘のイヤイヤ期は早く始まり、遅く終わるパターンだったようです。早く始まって早く終わる子も、いるのでしょうけれど・・・。

 

とはいえ、さすがに私も慣れてきたので、3歳後半頃の娘が「No!! 帰らない!」と公園からお家に帰りたがらずに意地を張っている姿を見ながら「あなた、人生の半分以上を『NO!!!』って言っていて、パンクだねぇ」としみじみ呟いては、苛立つ気持ちを笑いに変えておりました。

パンクだった頃の娘(笑)

 

思春期らしき反抗期も、予想より早く始まった娘。

またパンクな日々が長く続くのかもしれません・・・。

 

とにかく、この「イヤイヤ期」は社会的環境(つまり、ワンオペ育児や、頼れる人がいない、少子化で子育て仲間がいないなど)によって、一人で家事も育児も仕事も・・・と抱え込むからこそ起こりやすいものなのかもしれませんね。あぁ、2、3歳だけでもチベットに引っ越しておけばよかった。

いやいや、チベットに引っ越すのではなく、日本の子育て環境をもう少し楽にできるような形に変えられないのかなとは、本当に思います。

 

日本チベット化計画!

とは言い過ぎですが、

親だけに肉体的・精神的負担がかからないような子育て環境を作ることは大事ですよね。かつての日本はもっと「地域全体で子供を育てる」という意識があったと思うのですが・・・。

 

それこそ、トイレにもゆっくり行けないワンオペ育児。

ほんの30分だけでも抱っこしてくれる人がいたら、助かるのになぁって思ったこと、私もありました。時々母が「スーパーとか銀行とか、一人で行った方がずっと早いでしょ」と、娘を見ていてくれた時は、本当にありがたかったこともよーーく覚えています。

 

三世代、四世代が同じ家に住んでいた大家族が当たり前だった時代、家族の誰かが赤ちゃんを見ていてくれるような子育てをしていた時代のイヤイヤ期ってどうだったのでしょう?

 

そういえば、イヤイヤ期という言葉が増えてきたのと、核家族が増えてきたのって、ある程度時期が近いのかなもしれないなと、気づきました。「イヤイヤ期」という言葉はワンオペ育児が増えたことによる、副作用のような存在なのかもしれませんね。昔の日本ではチベット的ぶらぶら期のように、家族の誰か、近所の誰かなどが比較的付き合ってくれる中で育った子供も多かったでしょう。

 

ワンオペ育児を減らすのは一朝一夕にはできないにせよ、記事にもあったように「ぶらぶら期」という言い方に変えるだけでも、受け止め方が変わり、親も、そして周りの人たちも、もう少しおおらかな気持ちで見守れるようになるといいなぁと思いました。

イヤイヤ期の子供を連れて出かけた先で、イヤイヤ〜!!って大騒ぎになった時の申し訳なさ、いたたまれなさったらもう、辛いですもん。特に電車の中とかレストランとか・・・。親の方が泣きたくなるってもんですよ。

多かれ少なかれそういう経験は、子育て世代ならあるはずです。自分の子でなければ、2、3歳の子がイヤイヤ言って泣く姿もかわいいなぁと思えるのですが、中には「うるさいな」って感じる人もいますしね。

だから、電車の中などで泣いている小さい子を見ると、私はなるべくにっこり笑うようにしています。「お母さん、周りの目線を気にしすぎないで。大丈夫だよって思っている人もいっぱいいるからさ」ってビームを目から出しまくっているつもりです。伝わっていますように。私のビーーーーム!!

“日本チベット化計画” への7件の返信

  1. 真美子さん、おはようございます^ ^
    今日も良いお天気です。
    ぶらぶら期かぁ〜。長閑でイイなぁ… 色んな意味で世知辛い今の日本の環境では難しいかもしれません。 25年以上前のウチの息子は、イヤイヤではなく、何で何で?の困ったちゃんでした…その説明にイライラピリピリ!なワタシ…
    でもね、ウチの旦那さんは結構真剣にその何で?に向き合ってくれまして…(割りと?いやかなり嘘八百もありましたが…(ー ー;)
    でもあれは大事やったなと思います。ちゃんと自分に応えてくれる安心感が伝わってたようです。それから後は、自分でやる…期。何でもかんでも、出来ても出来なくても「自分でやる〜」を連発してました(笑)大変でしたが振り返ると、あっと言う間に過ぎてしまう子育ての時。それはまた親が育つ時間でもありましたね。
    子育て支援…難しい美辞麗句を並べるより優しく見守るゆとりの環境を整えるコトが大切なのでは?
    子ども達がぶらぶら期を安心して過ごし、ワタシ達がニコニコ、可愛いオチリを拭いてあげられる…それが当たり前の日本になれば、イイなぁ(^ω^)

    1. 「なんでなんで?」「自分でやるー!」
      今となっては「かわいいなぁ」って思えることも、毎日毎日同じ内容を何回も繰り返されると、げんなりしちゃいますよねー。本当に、親も育ててもらってます。私はまだまだ成長過程。っていうか、成長しなきゃまずいです(笑)

      (全てとはいいませんが)子育てにもあんまり携わっていなさそうな議員さんたちが、机上の空論みたいな子育て支援策を作ってみたものの、現実とそぐわない、ということもあるわけで、空回りしているなぁと思うこともしばしばです。

      周りの大人たちにもっともっとゆとりがあれば、おちり拭きの手伝いとまでいかずとも、ニコニコみんなで見守れる社会がになるかなぁって思いますね。人間一人育てるんですから、大変なのは当たり前。だからみんなで育てようよ、っていう発想になっていけばいいのになぁ・・・。理想論とはいえ。

  2. みんなでニコニコ見守る社会、そうあって欲しいですね。でも現実は、違う…
    昨日の日大のアメフト選手の会見が切なくて… 今回の一件は被害者加害者ともに悲劇だったなぁと悲しい気持ちです。二十歳ってまだまだ子供です。あのしっかりした態度の会見は痛々しくもあった。誠意ある謝罪と反省が伝わるモノでした。
    本来、責任を負うべき大学指導者や関係者はもっと真摯に考えて欲しい。
    パワハラ… 嘘、言い訳ばかり。
    スポーツマンシップは何処に置き去りにして来たのか?自分に問い質してみてはいかがでしょうか?
    スポーツに暴力がまかり通るなんて絶対まちがってる…
    ごめんなさいね、真美子さん。
    何だか悔しいのと切ないのが入り混じって、コメントしてしまいました。

    1. クルミのママさん、コメントありがとうございました。
      日大アメフト部の選手の誠実で、心のこもった会見を聞くと、あれだけしっかりと考えられて、語れる選手をここまで追い詰めた指導者たちの罪の重さを感じます。そしてその後の監督コーチの会見・・・。「先人たちが手本になる」なんてできないなと、悲しくなりました。
      今の政治を見ていても、保身のためのごまかし、嘘にあふれている気がしています。「これが大人のやり方だ」「これが当たり前」だなんて、子供たちに思って欲しくないなとすごく思います。

  3. なるほど!ブラブラ期(゚∀゚)イヤイヤ期、ネーミングからしてあまり、聞こえが良くないですよね(^▽^;)子供が自分の意志で興味を持ったり行動してるのを大人の都合に合わそうとするんですもんね(;^ω^)勝手と言えば勝手かも(・_・;)我が娘達は行動での反抗期はありましたが言葉での反抗期は無かった気が…(;’∀’) まぁ、次女は、ゆっくりさんなので、まともに会話が出来る様になったのは小学生になってからでしたし(;^ω^)確かに私の小さい頃は近所のおばちゃんがトイレとか見てくれましたよ!昔は子供に対してもっと、寛大だったと思います。私も電車の中でぐずってる子供が居たら笑顔でご機嫌取りをします。全く効果はありませんが(~_~;)

    1. ネーミングでイメージって変わりますよね。イヤイヤ期と聞いて「それは楽しみだ!」とは思いにくいですよね・・・。

      近所のおばちゃまに見守ってもらうトイレ、いいですね。ありがたいですよね。いつの時代でも一人じゃ子育てできません。見守ってもらった私たちが、次の世代を見守っていくことも大事ですよね。これからもぐずった子がいたら、シマシマパワーでご機嫌とってあげてくださいね(笑)

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