幻の10点満点

今日は娘の体操の試合でした。

そんなに大きな大会ではないのですが、今日のはある意味めちゃめちゃ気合の入る試合でもあったのです。

 

というのも、娘の所属している体操クラブは、大きなグループの1つのクラブ。

同じ学校法人(グループ)のもとに、複数の学校(体操クラブ)が存在しているみたいなものです。

 

そのグループ全体で毎年開催される試合なのです。同じグループには、10団体ほど体操クラブがあって、個人競技での表彰とはいえ、総合成績のトータルはクラブ対抗戦となります。

 

娘の所属しているクラブは所属人数こそ多いのですが、ここ数年ライバルクラブに負けていて2位の座に甘んじています。娘は去年の夏に移籍したので、このグループ全体での試合に参加するのは初めて。

 

この試合に参加するために、まずはクラブ内での選考会に出て、そこで選出されなければいけません。選考会で選んでいただいてから、娘はことあるごとに「入賞めざせ、いや3位以内に入ってメダル取ろう!いやいや優勝目指そう」なんて声を、先生方からおかけいただくことがあり、なんでこんなに先生方プレッシャーをかけるのかと思っていました。どうやら今年こそ2位の座から脱したい一心だったようです(笑)

そんなプレッシャーを感じているのかどうか、娘は相変わらず「楽しみー!」とご機嫌で試合へ向かいました。そして私ができることはたった1つ。試合の瞬間にパワーが出そうなお弁当を作ること!
ご飯・いかなごの釘煮(これでもりもり白ご飯が食べられる!私の母が毎年手作りしてくれています)、ネギ入り卵焼き、鶏胸肉の生姜醤油焼き、蒸しブロッコリー。とりあえず娘の好きなものと、あまり脂身が多くないもの、食物繊維も多すぎないようにということを意識しました。量は少なめ。食べ過ぎると、体が重くなってしまうので、軽めのシンプルなお弁当にしました。

もっと持久力を必要とするスポーツなら、お弁当としては全然足りないのですが、娘が体が重くならないことをすごく気にしていたので、かなりあっさりした中身にしちゃいました。

 

午後からの競技だったので、昼食は早めにとることになり、試合前に逆にお腹が空いてくる可能性があるので、さっと口にできるゼリー飲料を補食にしました。

 

さらに、試合が終わった時に食べられる補食も用意しておきました。

とりあえずエネルギー補給になる糖質。薄皮あんぱん。脂身が少なく、すぐにエネルギーに変わる砂糖が使われているあんこ。しっかり運動した後30分以内に食べると、疲労回復効果が高いです。
その後、筋肉修復のためのタンパク質をとるために、夕食にはお肉もしっかり目に用意。

そしていよいよ試合を迎えました。

 

 

今回は跳び箱(跳馬)マット演技の2種目の試合。すごく大事な基礎をきっちり見せなければいけない大会なのです。

 

跳び箱の1回目で、思わぬミスをしてしまい「こりゃ入賞もアカンかも」と思ったら、2回目で挽回。跳び箱では全体で3位に入りました。ホッ。

 

そしてマット。

 

娘の順番は最後で、全体的に採点は甘めの印象。

これは10点満点狙わないと表彰台は厳しいぞといった状態でした。
娘の演技が終わった後に出てきた数字は10.00!!

 

おおーーーーー!やった!!

 

 

と思ったら、審判の先生が「ちょっとまった」と言ったかと思ったら、その後すぐ得点板の数字が変えられてしまいました。

 

9.90

 

まさに幻の10点満点(涙)
ぬか喜びでした。。。

 

 

総合では4位。0.025点差で表彰台を逃しました。
この0.1の減点は大きかった・・・(涙)

 

「あそこで得点が下げられていなかったら銀メダルだったのに!!!」とボロボロ涙を流す娘(薄皮あんぱん食べながら)。
周りの方々にも「あれはおかしかったね。残念だったね」と声をかけていただきました。

 

でも、審査される競技って、そういうことがあるんですよね。前の選手とのバランスとか、なんとか・・・。人間がつける点数ですから、完璧な客観性を持って審査するというのは難しいのでしょう。運が味方してくれなかったと言えるかもしれません。

 

 

でも、9.9点という点数は、娘の演技を見ていて妥当だとは思うんです。

決して10点満点の演技ではありませんでした。だから、その数字だけ見ていたら何とも思わなかったのでしょうけれど、1度出された満点を見てしまったから、悔しくなったのでしょうね。「たら」「れば」の話をしてもしょうがないとわかっていても、そこは10歳。まだまだ納得するには経験が浅すぎます。

そして娘は「表彰式に出たくない」と目に涙を貯めてふくれっ面。先日投稿したばかりの、カナダの女子ホッケー、ラロック選手のことを思ってしまいました。

 

「でも4位は賞状もいただける成績だし、種目別では跳び箱3位なのだから、表彰台にも上がれるのに、表彰式に出ないなんて、ワガママだよ。これからも体操を続けたいなら、ちゃんと表彰式に出なさい。お世話になっている先生のためにも、あなたには表彰式にでる義務がある。でも、無理にニコニコなんてしなくてもいい。あなたには悔しがる権利もあるのだから」と伝えて、表彰式に出るよう説得しました。

おかげさまで、表彰してくださった先生からのお祝いの言葉や、励ましの言葉で、娘の気持ちも少しずつ和らいでいったようです。やっぱり表彰式、出てよかったやんかーー。

(ちなみに、クラブ対抗戦は今年も2位でした・・・涙)

種目別で3位の表彰台に駆けていく姿。やっぱり嬉しいんやんかー。ふくれっ面にも、自然に笑顔が出てきました。

今日寝る前に、「ママ、今日は1日応援ありがとう。審判の先生の出した数字は残念だったけど、仕方ないよね。もっとうまくなりたいから、明日からの練習の内容をもっと濃くして、次に向けて頑張るわ」と言えるまでに、気持ちの切り替えができていました。

 

おそらく、審査員による点数で争う競技は、すべての選手が100%納得する点数にすることの方が難しいのでしょう。体操を続けていく上で、とてもいい経験になったと思います。
そしてなぜ0.1点下がったのかというところも、「やっぱりぶっちぎりの完璧な演技ができたわけじゃないからしょうがない。誰が見ても文句のつけようがないパーフェクトな演技ができていれば、きっと満点が取れただろう」と思うしかないのでしょう。

 

本当は、娘の体操の試合で、こんなお弁当にしました〜っていう投稿をするだけのつもりだったのですが、思ったよりドラマチックな展開になり、思わず長々と書いてしまいました。あぁ、ラロック選手のことをこの間しっかり考えておいてよかったなんて思ったり、娘のおかげで私も経験値をあげてもらっているなぁとしみじみした1日になりました。

 

それにしても、子育てって面白い。

 

だから、寝る前の娘に言いました。「ありがとう。あなたのおかげで、今日は悔しさも、腹立たしさも、喜びも、ドキドキも、いっぱい味わえた充実の1日だったよ。大変なこともいっぱいあるけど、やっぱりあなたを育てるのは面白いわ」。

 

さぁ、明日から気持ち切り替えて、またお気ばりやすーーー。

“幻の10点満点” への5件の返信

  1. 真美子さん、こんばんは^ ^
    とても可愛いしっかりしたお嬢さんだこと(=^x^=) 羨ましいわ〜。
    頑張った分、悔しさも大きいんですよね…だから、また進歩する、きっと!おばちゃんも応援していますよ!(笑)
    個人競技は特に、人が審査すると主観が出張ってしまうのでしょう。でも、まぼろしの10点満点は、きっと本物になるはずです!
    とりあえず、ゆっくり休んで、しっかり食べて、たくさん笑って下さいね。
    真美子さんもお疲れさまでした。
    娘ちゃんとの時間、大いに楽しんで下さいね。
    子育ての時期はあっと言う間…。その時々、精一杯頑張っても、あの時ああすれば、こう言ってやれていれば…と、今更ながら私には後悔があります。(これはどうしたって無くならないのかもしれませんね)

    ワタシは、今度は可愛い孫娘のおもりが出来たらと… まだまだ遠い話なんですが…(笑)とりあえず早く結婚してぇ〜と息子をせっついてます!(笑)

    1. クルミのママさん、いつもありがとうございます!
      悔しかった分、翌日からの練習が、これまでよりも濃くなったように思えます。悔しいだけで終わらずに、やる気スイッチがオンになってくれているのだったらいいなと、見守っています。
      おっしゃる通り、子育てって後悔なしにはきっとできないものですよね。と同時に今回感じたのは、目の前のことだけじゃなくて、もっと長い道のりで考えて、見つめていくことも大事だなということでした。
      今はちょっぴり反抗期になってきて、自立心が高まっている娘ですので、娘にばれない程度にこっそり伴走を続けていこうと思います(笑)

      そして、お孫さんってかわいいんでしょうねー。
      時々「お母さんを通りこして、おばあちゃんになって、孫を思いっきり可愛がりたいー」って思うことがあります(笑)

  2. 本当に残念でしたね(;´Д`A “`でも、娘さんの向上心、自分への厳しさ、本当に素晴らしいです!!真美子さんも娘さんへの説得の言葉、思わず心のノートにメモしましたよ!!φ(..)メモメモ 子育てって、子供と共に親も成長。本当にそうですよね!!我が娘達はどの方向に向かうのか分かりませんが全力で援護、応援しますよ!!まぁ、娘達はそれが当然の様に言ってますけどね(;´・ω・)

    1. ありがとうございます!子供に育ててもらって、親にしてもらえていますよね。人を育てるってことが、こんなにも色々あるとは思ってませんでした。
      同世代の娘を持つもの同士、お互い頑張りましょうねー、ユナパパ!

コメントを残す