背を伸ばそう

以前番組のゲストに来てくださったことのある、KONISHIKIさんは、ご存知の通り、ハワイ出身のお相撲さんだった方。外国人として初めての東の大関まで上り詰めた関取です。そして現在はミュージシャンとして、フラも踊られる奥様とともに大活躍されています。

KONISHIKIさんとお話しした時にまず、「この人、頭の回転めちゃめちゃ速い!」と思ったことをよく覚えています。一般的にIQの高い人は、1つのジャンルではなく様々な分野で才能を発揮すると聞いたことありますが、小錦さんはまさにそんなタイプ。勉強も数学がとても得意だった他に、一時期は弁護士を目指そうとしていたことも。また、教会で賛美歌を歌うグループに所属したり、ブラスバンドでサックスを吹いたりと、今の活動に繋がる音楽の才能も早くから発揮していたそうです。

そしてスポーツ!水泳、陸上、バスケットボールなど、小学生の頃から抜群の運動神経を発揮していたKONISHIKIさん。高校時代は、アメリカンフットボールでオフェンスラインマンとして活躍。またパワーリフティングのスーパーヘビー級選手としてハワイ州のチャンピオンにもなったことがあるほどなんです。

 

KONISHIKIさんの例は、またちょっと特別とはいえ、アメリカでは学生時代に複数のクラブ活動をを掛け持ちして、ともに活躍するとか、いくつかのスポーツで同時期に優秀な選手として名をはせると言ったことがよく聞かれます。日本では1つのスポーツに打ち込めば、その1競技に打ち込んで、他のスポーツや部活動をする余裕はないというのが現状に思えるのですが、どうしてアメリカでは複数同時進行が可能なのか、夫(アメリカ人)にも聞いてみました。

 

まず考えられのるは、オフシーズンの時に他のスポーツをするということ。

そういえば日本でもありましたね。今や参議院議員ですが、橋本聖子さんは、スピードスケートのオフシーズンに自転車競技をやっておられました。ウィンタースポーツの選手が夏場は水泳をするなど、トレーニングとして複数のスポーツを取り入れる場合もありますね。

そして、日本よりも学生時代のスポーツのオフがあること。もちろんチームによって、競技によって違うとは思いますが、体が成長する時期の選手は、休むことも大事なこと。しっかり体を休めることで、背が伸びる、筋肉を増やせるなど、体を大きくするための休憩もしっかり取るという考えが日本以上にあるようです。

そういえば、アメリカの大人気ドラマ「Glee」でも、フィン(演じていたコリー・モンティスがドラマ途中で急逝して、泣いたのは私だけではないでしょう)が、歌も歌うし、踊りも踊る、しかもアメフト部のクオーターバックという出来杉君でしたね。まぁGleeには、他にもチアリーディングをやりながら参加しているメンバーなどもいましたね。

 

話がかなりそれましたが、複数のスポーツをすることで、筋力のバランスがよくなるなど、どちらのスポーツにも役立つメリットがあるとも言われています。
うちの娘は器械体操をしていますが、その中で「バレエをやった方が良い」と勧められたことがありました。リオデジャネイロオリンピック以降、体操競技のルールが変わり、正確性、美しさ、芸術性、表現力といった点に以前よりも重きが置かれるようになりました。技の難易度ばかりを追求してきた、これまでのルールが見直されたのです。女子の床などは特に、ダンス的な要素、バレエ的な表現力なども加点になることもあり、芸術性を追求するバレエは、今後の体操選手により役立つようになっていきそうです。

 

というわけで、この4月から体操の上達のためにバレエを習うことになった娘。体操をやっている娘の現状をわかってくださり、かつ、効果的なレッスンをしてくれる指導力のある先生を、バレエに詳しい友人にご紹介いただきました。

 

そうしたら、もう

バレエが楽しくて楽しくて、週1回のレッスンが待ち遠しくてしょうがない!という状態になったのです。2日公演のリサイタルにも両日とも出演させていただき、プロの踊るそばで一緒に踊らせてもらったり、カーテンコールの喜びを味わったりもさせていただきました。

 

そしていろいろ色々いろいろ色々・・・・ありまして(これについてはまたいつかゆっくり書ける日が来ることを願っております)。
それはもう、親子共々悩み悩み、話し合い、泣き。いろんな経過を経て・・・
現在は体操とバレエのレッスン回数が半々くらいの比率で練習することになっております。今はバレエも体操も同じくらいに好きで、そしてどちらを目指すというよりは、両方を生かした「身体を使った表現」ということに興味があるという娘。いずれはどちらかを選ぶのか、それともまた別の道を選ぶのか分かりませんが、とにかく好きなことから派生して、また好きなことを見つけ、そこからどんどん興味が広がっているということは、娘にとってマイナスではないと思って応援しています。

そんな、バレエにハマり始めた娘が直面したのが、身長問題。体操選手は、ご存知の通り小柄な方が多く、それはどちらかというと体操にプラスに働いていたのですが、バレエは身長が高い方が良いのです。うちの娘はクラスで前から4番目。小さいです。体操選手的な、筋肉質で低めの背です。決して太っているわけではありませんが、背が高く、とにかく細いバレリーナの間に混じると「私、なんかガッチリしている・・・」と思ったということです。
そこで、アスリートフードマイスターの母は考えました。食事からも背を伸ばす手助けができるはず!と。体重に関しては、小学4年生でダイエットを気にしたりするのは不健康なので、それは考えなくて良いと伝えました。その代わり、脂質を控えめにした蒸し野菜などのメニューを増やしています。そして、

身長を伸ばす対策として意識していることは

・カルシウムとビタミンDのダブル摂取で、カルシウムの吸収率をあげる。

両方が一度に摂取できる魚類は積極的に食卓に出すようにしています。さらには小松菜のおひたしにしても、チャーハンにしても、納豆にしても、しらすを加えるなど、小魚を日常的に摂取するメニューを考えています。

とにかく成長期の子供達は、大人よりもカルシウム摂取量を多くしなければなりません。これが、年齢別のカルシウム推奨量です。

 

・身体を作るためのタンパク質も大切。

肉や魚はもちろんなのですが、大豆製品を意識して取るようにしています。タンパク質だけでなく、カルシウムやタンパク質の吸収を助けるためのミネラル、マグネシウムも含んでいるからです。補食としてのヨーグルトも、カルシウムのほか、タンパク質も含んでいますので、エネルギー補給、ビタミン補給としてのフルーツなどとともに、体操やバレエのレッスン前に食べるようにしています。

 

・インスタント食品、スナック菓子を極力避ける。

脂質の多い食品の過剰摂取は、審美系スポーツのアスリートには大敵。それだけではなく、食品添加物の中には、カルシウムの吸収率を下げたり、カルシウムを奪っていくタイプのものもありますので、できるだけ避けた方が良いでしょう。娘には「お腹がすいたらポテトチップス、ではなくてバナナとかヨーグルトとか、おにぎりなどのおやつがいいよ」ということは伝えてあるので、たまに練習前にコンビニで補食を買うときなども、意識しながら選んでいます。

 

・ダラダラ食べをしない。

お腹が空いてから食べることで、胃壁が刺激を受けて成長ホルモン促進成分が排出されます。それが脳の下垂体を刺激して、成長ホルモンが出ると言われています。そして夜遅い時間の食事は、血糖値を上げて、寝ている間の成長ホルモン分泌の働きにもマイナスです。ですから、3食(+補食)きちんと、規則正しく食べる。だらだら食べ続けない。口さみしいという理由で、意味なく食べ物を口にしないという習慣をつけることも大切です。食いしん坊のうちの娘は、だらだら食べをしてしまうことがしばしばありましたが、「身長を伸ばすためには空腹になってから食べることが大事」と伝えてからは、割とメリハリある食べ方に変わってきました。

もちろん、睡眠をしっかり取ることも大切ですね。どうしても練習が遅くまで続いて、睡眠時間が削られてしまうことのあるアスリートたちもいると思いますが、寝られるときは極力寝る!という心がけはしておきたいものです。

身長の伸び具合なんて、個人差がとても大きくて、成長する時期も人によって大きな違いがあります。ですからここに書いたことを実践しているからか、それともたまたまなのかはわかりません。
ただ、この4月から比べると、9月までの5ヶ月で、娘は身長が3センチ以上も伸びました。去年はここまでの伸び具合ではなかったので、嬉しい変化ではあります。最近会う人に「背が伸びたんじゃない?」と言われることが増えて、娘も喜んでいます。喜びついでに、身長を伸ばすための食事への心がけが、さらに高まってくれますように。

 

“背を伸ばそう” への6件の返信

  1. KONISIKさんて、本当に多才な方なんですね!しかも、お話も最高に面白いですし!確かに、日本では1つの競技にとことん集中してその競技を究めますよね。なるほど、いろんな事に挑戦して体も頭も柔軟にバランス良くですね!身長を伸ばす。牛乳をひたすら飲めば良いって訳ではないんですね(;^ω^)うちの次女は他のお友達に比べ知能的にゆっくり屋さん。学校の勉強ではそろそろ着いて行くのがキツくなってきています(^-^;ですので、他の分野で何か得意なものを探そうと模索中です。スポーツ系でも考えているので参考になります!娘さんの頑張りと真美子さんが試行錯誤した結果もちゃんと出て嬉しいですね( *´艸`) 先日、健康診断で身長を何回か測り直されて、不思議に思っていたら、測定された方に「身長が縮んでます」って言われショックを受けてます。早速、この記事を実践します( `ー´)ノもう、遅いか!?

    1. 牛乳が背を伸ばす!というのは昔の考えのようですね。牛乳のカルシウムは骨を強くしてくれますが、背を伸ばす方には働かないんだとか。というわけで、背が縮んでショックな気持ちを、くれぐれも牛乳のヤケ飲みにぶつけないようにしてくださいね(笑)

      今の子供達は、私たちが子供だった頃よりもずっと自由で、たくさんの選択肢に恵まれているように思います。次女さんが、夢中になって楽しめる分野に出会えることを、私も願っています。

  2. 多才故の悩みですね(T T)>体操かバレエ

    時々「牛乳を飲んでいるからカルシウム摂っている!」と言う人がいるのですが、ビタミンDを一緒に摂取しないとカルシウムって吸収されないんですよね。
    で、そのビタミンDは紫外線を浴びることで体内で合成されるのですが、そんなに大量に紫外線を浴びる機会って少ないんです。お肌にも悪いし(^^; だから一時期「カルシウム+ビタミンD」というサプリを飲んでいたこともあります。
    今回のお話もとても参考になりました。そしてまたまた、娘さんの成長がとても楽しみになりました!

    1. そうなんですよね。牛乳だけでは足りないんですよね。そしてビタミンDは確かに紫外線を浴びることで体内合成されますね。そして干し野菜など、紫外線に当てた野菜はビタミン量がぐっと上がります。干ししいたけとかもいいですよね。
      本当かどうか詳しく知りませんが、猫は日光浴をして、体を舐めることで体内にビタミンDを摂りこむのだとか。。。

  3. こんにちは~^^  子供の成長とともに親の悩みも増える・・・ウチはもう大人。でもやっぱり親の悩みは尽きませんね。
    今のお子さんたちは、将来の選択肢も増えた分、自分の意志が固まらないうちから、しなければいけないことも多く窮屈な面があるかもなぁ??
    ある意味もっと、のんびり、広く浅くの経験ができる”ゆとり”があってもいいのにね・・・やりたいことはたくさんして”好き”を極める!!みたいな・・・
    ” 基本、子供は、食べて寝て遊んで学ぶ。回り道をしても自分の好きな道は見失わない、親はなるべく遠くから見守る方がいい。手出し口出しせんで良し。”
    昔、恩師に言われた言葉です。これは、中々できない。ワタシは出来た親にはなれそうにないです(;^ω^) 今だにぐちぐち言ってますからね・・・(^^ゞ
    体操もバレエも、やりたいことが出来て、一生懸命に体や健康に気を配ってくれるお母さんがいる。娘ちゃんは、とっても幸せなお嬢さん。
    色んな経験をして素敵に成長してくれますよ。楽しみですね^^

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